整体コラム(2016年10月~)
コラム 2016-10-27 (木)
【治るスイッチ】
痛みや何らかの症状があると、それに意識が集注してしまう。注意が集まってしまうのだ。
逆に言えば、そのような痛みや症状への過度の集注意識を忘れて、違うことに意識が集注すれば、痛みや症状は解除されるということだ。
活法では、痛みや症状にフォーカスするのではなくて、動きにフォーカスしていく。
痛みがあるから動かせないのではなくて、動かせないから痛いのである。だったら動くようになれば、痛みを意識することはなくなる。
さっきよりも楽に動かせるという意識を脳に認識してもらうことで、自ら治るスイッチが入るのである。
術者は、まずはそのスイッチがあることを相手に知ってもらうように促す。
そして、あくまでスイッチをオンにするのは受け手自身なのである。