整体コラム(2016年10月~)

コラム   2016-11-28 (月)

【逆子の方の整体について】

僕のところには、逆子のご相談やご予約もとても多いです。

 

いろいろと鍼灸などをしてきたけど、なかなか戻らなくて、35週過ぎてからのご相談も多いです。さすがにそれぐらいになると、物理的に赤ちゃんが動けるスペースが少なくなるので戻りにくいのは事実だと思います。 

 

逆子になりやすい方の身体的な特徴としていくつかの要因が考えられます。

 

一つは、よく言われる「冷え」ですね。ただ冷えのある妊婦さんがみんな逆子になるわけではないですから、あくまでも逆子になる要因のひとつに過ぎない。冷え以外にも逆子になるには、僕の臨床経験だと他にもいくつかの要因が考えられます。 

 

例えば、肋骨の際、季肋部が硬くなっている方。

 

そして、呼吸が浅くて、鳩尾が硬い方。

 

また慢性的な便秘などの胃腸の負担がある(あった)方。

 

あとはお尻の筋肉が硬い方。 

 

足の小趾が硬い方。

 

大腰筋の緊張がある方。

 

そして、目や頭の緊張がある方。 

 

などなど。他にも子宮筋腫があるなどいろいろ関係しているのでしょうけど、これらのうちのいくつかが、複合的に絡み合っているのではないかなと経験的に思います。

 

大腰筋の緊張や、季肋部の硬さ、呼吸の浅さなどは、意外と盲点かなと思います。なので、このあたりも、冷えだけではなくてみていくといいのではないかなと思います。 

 

要するに、赤ちゃんが戻りにくいのは、赤ちゃんが動きやすいような母胎環境にないのですね。動きたいけど動けない。うまく動くスペースがない。

 

外回転術でもしない限り、逆子は他人が無理に治すものではなくて、赤ちゃん自身が頭を下にしやすい環境にさえあれば、勝手に頭を下にするものなので、そういった母胎環境を作っていけばいいわけですね。

 

やはり赤ちゃんがまだ小さいうちの方が戻りやすいとは思うのですけど、かなり週数が進んでからも戻る赤ちゃんはいますので、セルフケアなどの指導も含めて、いくつかのポイントをみていくとよろしいのではないかなと思います。 

 

整体を行う術者の技術で、逆子を治そうと思うとかえって治りません。

 

あくまでも、赤ちゃんが動きやすい環境になるための「お手伝い」をするぐらいの意識の方が、結果的にも吉と出ることが多いのかなと個人的には思います。