整体コラム(2016年10月~)

コラム   2016-11-20 (日)

【外腹斜筋の導引】

 

バース整体研究会でお伝えしている妊産婦さん向けの整体で「腰痛パターン」という、腰痛や骨盤回りの諸症状に対応した技術があります。 

 

1つ目は、「膝裏の凝り取りの導引」です。 

 

これは、膝の後ろの凝りを取ることで、腰の緊張をとっていく、つまり、足から腰に対してアプローチしていくという技術でした。 

 

そして今日は、腰痛パターンの2つ目の「外腹斜筋の導引」ですね。これについて簡単にお伝えしたいと思います。 

 

「外腹斜筋」というのは、お腹の側面ですね、脇腹の肋骨から腰の腸骨にかけての辺り、この辺りが外腹斜筋になります。 

 

ここは、当然ながら腰の側面にあるわけですから、腰痛にも関係が深いということは想像がつくと思いますが、腰痛がある方は、このお腹の側面が緊張していることが多いのですね。 

 

また腰を回旋する動きとも関係してくるので、当然ながら腰痛とも関係がある。 

 

じゃあ、どうやってこの外腹斜筋の緊張をとるかというと、妊婦さんの場合はここをグリグリと指圧したり、マッサージするわけにはいかないですよね。 

 

また、お腹が大きいですから、揉んだりつまむことも難しい。 

 

ではどうするかというと、上の方、手、腕の方からアプローチしていきます。 

 

腕の動きから連動させて、お腹の側面に力を集めて、瞬間的に脱力することで外腹斜筋の緊張を取っていく。 

 

そういう技術になります。 

 

注意点としては、これも「膝裏の凝り取りの導引」と同じなのですが、妊婦さんに導引を行う際は、少し長めに間隔を空けながら行なってください。一回一回深呼吸を入れてください。 

 

お腹の赤ちゃんもゴニョゴニョと動いてきたりしますので、長めに間隔を空けてみてください。 

 

またお腹がキツくないかとか、肩がキツくないかなど、必ず大丈夫かどうか確認を入れてください。どうしても肩に力が入りやすい方もいますので、力加減や言葉がけの誘導の仕方は注意が必要です。 

 

そもそも「導引」は、力で行うものではないのですね。 

 

この「外腹斜筋の導引」は、活法の技術の中では、結構難しい方の部類に入りますが、うまく行うとかなりの変化、効果が期待できる技術です。 

 

これも術者の力は、全く使いませんし、技自体はほんの一瞬です。少しばかり難しいですけど、ぜひ身に付けていただきたいと思います。

 

仰向けがキツイ方は、応用で横向きの状態でも可能です。