整体コラム(2016年10月~)

コラム   2016-11-11 (金)

【腰痛などの痛みや症状の背景にある心理的な不満】

 

産後には腰痛をはじめ、恥骨が痛くなったり、股関節や仙骨周辺が痛くなる方はたくさんいます。

 

そしてもちろん、これらが妊娠中から痛い方もいます。ひどいと痛くて動けなくて、まったく歩けない方もいます。寝返りもうつのが大変です。

 

妊娠中に散歩などの運動が少ない方は、やっぱり産後も引き続きどこか痛かったりするケースが多いようです。

 

「痛み」というのは、たんに器質的な問題だけではありません。もちろん骨や筋肉や内臓などに負担がかかって、どこかが痛かったり重かったりということはあるわけです。

 

ただ、場合によっては必要以上に痛みを強く感じている場合があります。

 

そういう場合、つまり痛みや症状の背景に、心理的な問題も隠れていることが多いのです。

 

たとえば、産後に腰痛があるとします。それ以外にも恥骨が痛い。これらの症状を整体を受けることで一時的に緩和しても、またぶり返したり、あるいはずっと長引くケースがあります。

 

どうしてかというと、痛みがあるにも関わらず、本人は無意識で「治りたくない」という気持ちがあったりするのです。

 

どういうことかというと、痛みの背景に「気持ちが充たされていない」という場合があるのです。

 

たとえば旦那の帰りが遅いとか、育児をほとんど手伝ってくれないとか、夫婦のコミュニケーションや会話がないとか、やさしく気遣ってくれないとか、そういう不満があると、時として腰痛などの症状が長引くことがあります。

 

「私は、こんなに大変で、痛くて辛いんだ」ということを、(多くの場合は)パートナーである旦那さんに言いたいのです。だからもっと育児を手伝って欲しいし、協力して欲しいし、もっとやさしくしてほしいし、もっと気遣ってほしい…。

 

こういう心理的な不満や我慢やストレスが、何らかの症状になったり痛みに化けている、ということがあるのですね(時として)。

 

逆に妊娠中から旦那さんとの関係が良好な場合は、あまり身体的な問題は少ないように思います。

 

つまりですね、感情的・心理的な要因が、たとえば腰痛などの痛みを引き起こしている…といえなくもないのです(もちろん、それだけが原因ではないですけどね)。

 

ある産後一ヶ月のママ(二人目ご出産)は腰痛で、恥骨にも痛みがありました。動くときや起き上がる時に痛みが走る。呼吸も浅くなりがちで、表情も少し硬い…。とにかく疲れが溜まっている…。

 

産後もゆっくり休めなかったとのことでした。

 

「旦那にもっと手伝って欲しいけど、そう旦那に言うと怒ってムッとするんです…」とおっしゃっていました。休みの日も仕事で疲れて寝ていて、あまり子供の面倒を見てくれないと…。切なく、哀しい話です。

 

そうなると、痛みを出して、自分の方にもっと注意を要求したくなるのです。無意識的に。

 

だから、産後になんだか調子が悪い…といった背景には、夫婦の問題がからんでいることもある…ということが、もしかしたらあるのかもしれません。

 

その意味で、妊婦さんや産後の女性の整体をただ単に行うのではなくて、その周囲の生活環境というか、家庭環境も考慮に入れて整体を行う必要もなきにしもあらず、です。