整体コラム(2016年10月~)

コラム   2016-11-10 (木)

【気に響く整体】

バース整体研究会の代表、わたくし吉村の整体の屋号は「響気整体」といいます。

 

たまに「なんで響気整体(ひびきせいたい)という名前なんですか?」と訊かれることがあります。

 

まあ、僕が整体を志す前に音楽をやっていたというのがあるのです。

今も音楽がとても好きです。

 

それで「響く」という字を使いたかったのですね。

 

ところで、ある時、整体を受けた妊婦さんから、こんなご連絡をいただきました。

 

「先生に今日たくさんの「気」を頂けたことで、私自身の身体中の「気」が在るべき場所に、戻ったように感じています。正に「気に響く整体」ですね。」

 

 

こういう感想はとても嬉しいです。

 

「気に響く」、あるいは「気持ちを響かせる」という意味で、響気整体(ひびきせいたい)」としました。

 

整体というと、どこか痛いところを「治す」とか、症状をとるとか、そういうふうに思われてしまいます(もちろんそういう側面がないとはいいませんが、それのみを目的としていません)。

 

本来の整体は、そもそも「治療行為」ではありません。「痛み」や「症状」といった部分をみるのではなくて、こころとカラダという全体をみます。

 

つまりは「人間」そのものをみていくのです。いうなれば、「人と人との関係性=間=あいだ」をみていくのです。

 

あるいは、人と人との関係性をとりまく、空間性や時間性をみていくのです。

 

少し抽象的に言うと、時間的・空間的な「間(ま)」をみていく。

 

こういったことは結局のところ、目に見えないものです。

 

目にみえない漠とした感覚や感受性やものごとのことを、僕たち日本人は昔から「気」と呼んできましたし、今もその言葉を使っています。

 

「気配」とか、「元気」とか、なんとなく「気になる」とか、「気持ち悪い」とか…とにかく「気」がつく言葉はいろいろありますよね。

 

目にみえないものを、それでも見ようとしたり、聞こえない音に積極的に耳を傾けることが整体の仕事です。

 

「気」をみて、「気」を聞き、「気」を感じ、そして「気」を整えて、気を響かせていくことが、僕がやっている整体です(っていうと、なんか「気功」みたいなものかと、これまた単純に思われてしまうのですけどね…)。

 

なので、一方的に「気を送る」というよりも、お互いに気を響かせて、フィードバックして共鳴する、同調するというような感覚で僕は整体をしています。

 

整体とは、一方通行のコミュニケーションではなくて、施術する側と受ける側が、一緒に音を出して演奏する(合奏する)ような感じです。あるいは、お互いに楽器をチューニングしていくような感じといいましょうか。

 

比喩的な意味だけではなくて、整体と音楽は共通する点がたくさんあるのです。

 

「妊娠・出産」という出来事(現象)それ自体を、前向きな方向性に整え、導いていく。

 

そのお手伝いをするのが、響気整体の、そしてこのバース整体研究会の仕事なのです。