整体コラム(2016年10月~)

コラム   2016-11-04 (金)

【活法にはそもそも「治す」という発想がありません】

バース整体研究会でお伝えしている活法には、そもそも「治す」という発想がありません。

 

多くの人は痛みや病気を治してくれるのは、医者や薬や病院だと思っているかもしれませんが、治しているのは自分なのです。

 

からだを治しているのは、もともとからだに備わった「治癒のメカニズム」です。

 

そして自分のからだを治すのが自分自身であるとするならば、その責任を自分でも引き受けていく必要があります。

 

誰かに治してもらおうという考えでは、本当の意味で元気にならないのです。

 

「治すのは自分」なのだということに気づいたときに、より治る働きが高まるのです。

 

したがって施術者は、あくまでも相手の治る力、元気になる力が高まることを支援し、指導する「コンサルタント」や「アドバイザー」の立場に留まる必要があります。

 

ですが施術者は、相手のことを想うあまり、ついあれもこれもと余計なことをしたり、話したり、あるいは相手が求めてもいないのに押し付けたりしてしまいがちです。

 

しかし、本当の「技術」というものは抑制が必要だし、美しい行為は抑制されたものでもあります。

 

その意味で例えば、効くのか効かないのかわからないような技術を長時間に渡って施すことは、あまり美しい行為であるとは言えないのかもしれません。

 

自分の力で相手を「治そう」「良くしよう」という気持ちが強すぎると、必ずそこに「治らない」という「対立」が生まれます。

 

「治す」「治る」のはあくまでも、相手の力であるということを決して忘れてはいけません。

 

このことは、自分自身に対する戒めのためにも、何度でも書きます。