整体コラム(2016年10月~)

コラム  2016-10-22 (土)

【命に対する礼】

思想家・武術家の内田樹先生によれば、孔子は、人が身につけるべき教養、文化として、6つの事柄を挙げている。

 

すなわち、

 

「礼、学、射、御、書、数」…。

 

まず、第一に「礼」。

 

つまり、他者(あらゆる生命や、死者、または世界)に対する礼です。機械をみるのではなくて、生命を慈しみ、愛することこそ礼であると、私は思う。

 

次に「楽」。

これは音楽。

 

音楽とは目に見えないものであり、目に見えない消えてしまった音と、現在生成しつつ、かつ同時に消滅していく音という現象の、前後の関係性の変化から生まれる。

 

音楽は、音と音との関係性で成り立っている。

 

整体も気や体の勢いや体の響きなど、目に見えないものを感じ、見ようとし、それらを尊ぶ。体を部分で切り分けてみるのではなくて、それぞれの関係性、全体をみていく。

 

そして、「射」。これは弓術のこと。

 

次に「御」。これは馬術。

 

そして「書」、最後に「数」。

 

つまり「読み書き」と「算数」。これは通常の(学校)教育で教わることだ。

 

孔子によれば、何かを学ぼうとする人が最初に身につけるべきものは、通常の学問よりも何よりも、まずはじめに「礼」ありきなのだ。

 

以上のことからも、整体が「命に対する”礼”」を重要視するのも、ご理解いただけると思う。

 

私は「命に対する礼」をもってして、みなさまの整体を行いたいと考えている。

 

これこそが、私が妊産婦さんの整体をするにあたって、一番大事にしている信念だ。  

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